こんにちは!
オフィス移転から早くも2カ月が経ち、ようやく落ち着いてきました。
最近、身近なものの印刷技術に驚かされることが多くなりました。デジタルプリントの技術が進歩し、あらゆるものへ「プリント」ができる時代になってきています。社内でスタッフが提案のためにタイルやカーペットのサンプルを集めていたのでいくつか写真を撮ってみました。
こちらは磁器質のタイル。
600×300サイズのタイルですが、本物のような石目の模様です。“スーパーリアルタイル”と言われるそうです。実際の石目柄の写真を印刷するようにして施釉を行い、焼成します。この技術により、“スーパーリアルタイル”の製作が可能になるのです。タイルメーカーさんのカタログを見ていてもデジタルプリント柄が主流になってきているのがわかります。昔は1枚のタイルごとに同じ柄が印刷されているものが多く、施工するとリピート(柄の繰り返し)が気になっていましたが、デジタルプリント技術の進歩で印刷範囲も広がり、リピート問題は感じなくなりました。
次に目にしたのはカーペットタイル。
こちらもカーペット生地にデジタルプリントを施したものです。とてもダイナミックな柄が表現できています。こちらは500×500にカットしたものですが、実際は1000×1000という大判サイズです。カーペットはもともと糸の織り方で柄を表現していましたが、今では印刷して柄を作れるようになったのです。そのため、「同じ模様の色違い」なんてオーダーも可能になりました。商業施設の床はタイル貼→カーペット貼が多くなり、にぎやかさを出すために奇抜でダイナミックな柄のカーペットを施工しているお店が多くなりました。
他にもカーテンや壁紙にもデジタルプリントによる印刷が可能になり、建材のバリエーションが増え、デザインの幅も増やすことができ、楽しくなってきました。
我が家のテーブルクロスもゴールドが入ったり、マット、グロスなど質感の違うものがプリントされていました。
建築業界だけでなく服飾業界にも目を向けてみました。Tシャツにロゴをプリントするなんてことは昔から変わりませんが、生地全体にプリントして柄を表現しているものをよく見るようになりました。その中でも私が特にデジタルプリント技術の進歩を感じるのが「ユニフォーム」です。
こちらはフットボール好きの私が愛してやまない英国の某チームのユニフォームです。2012年頃のモデルで息子用にと購入し、今では額に飾ってあるものですが、当時はこのギンガムチェック柄がユニフォームになったことに衝撃を受けたものです。しかし、最近の同チームのユニフォームの柄はもっとすごいことになっていました。
(インターネットより引用)
春節をイメージした限定のものでしたが、もはやユニフォームの概念が無くなっていますね。
ちなみに過去には他のチームで物議をかもしたユニフォームがありました。
(インターネットより引用)
対戦相手になりたくないですね…戦意が無くなりそうです…
何にでもプリントができる時代。今後のデジタルプリントにもアンテナを上げていきたいと思います!