今回は、あらためて私たちの職務について語りたいと思います。文字ばかりの退屈なブログになりますが…ぜひお読みください。我が社のスタッフは必読です(笑)
上に並んだ2冊の本。これは「一級建築士」と「設備設計一級建築士」の定期講習のテキスト。法律で3年毎に講習を受けなくてはなりません。
この私が取得している2つの国家資格は、タイミングとして同じ年に講習が必要です。90分×2回、60分×2回、2つの資格で合計10時間を受講するのです。そして各講習とも最後には1時間の終了考査、いわゆるテストがあります。
この講習制度は建築士法に基づくものなのですが…
建築基準法は「物の法律」
建築士法は…「人の法律」なのです。
その建築士法の冒頭、第2条の2には…
「建築士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、建築物の質の向上に寄与するように、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。」とあります。
「公正かつ誠実」
私はこれに合格点をもらえそう。
疑わしいのは…
「品位」だけかな(笑)
少し前の朝日新聞にて「後藤でダメならあきらめろ」と関西の弁護士界で語られる、日本を代表する弁護士・後藤貞人さんの特集がありました。
その敏腕弁護士さんの口癖は「技術を磨け」。情熱はいい。一に技術、二に技術、三、四がなくて、五に技術。
さらに「技術はないけど情熱あふれる医師と、飲んだくれでも腕は確かなブラック・ジャックみたいな人がいたら、どっちに命を預けたいでしょうか。」とも語っています。
なるほど。ブラック・ジャックのような無資格のヤミ医者もどうかと思いますが、うまい例えです。仕事には「技術」も「情熱」も両方必要ですが、技術は磨けば磨くほど進歩させられます。それが人助けの武器になるのです。
私は2つの建築士の定期講習と、後藤弁護士の話を読んで、クライアントの人生や企業の繁栄を左右する「建築物」への使命を再認識しました。
さぁ今日から、
いや今から精進です!
情熱のブラック・ジャック
めざして!!