オリーブ設計 スタッフブログ

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2025.06.27

岐阜

Naoya.H

【#57】岐阜
今回は岐阜県岐阜市にある金華山の山頂に建つ「岐阜城」に訪れました。元々は山の名前も稲葉山でお城も稲葉山城と呼ばれていました。

築城は鎌倉時代と言われており長い歴史があるのですが、本格的に整備をしたのが戦国時代にこの地を治めていた斎藤道三と考えられています。その後、斎藤道三の娘婿でもある織田信長の居城として発展していきました。

329mという標高の高い山頂にあり、いかにも難攻不落といった感じでしょうか。史実では何度も落城していますが…(苦笑)

現在の天守は1956年に再建されたもので、資料の不足や技術的制約で史実とは異なるところが多いようです。それでも実際目の前に立てば、とても立派な姿を見せてくれています。

今年、金華山のふもとにグルメやショッピングを楽しめる「岐阜城楽市」がオープンしました。信長の政策の一つである楽市楽座をイメージした建物が並び、多くの人でにぎわっていました。

ところで「岐阜」という名前は誰がどのような想いで名付けたのかご存知でしょうか。
諸説はありますが、天下統一の拠点として居城を移した織田信長が、中国の故事である「周の文王、岐山より起り、天下を定める」より「岐」を、孔子の生誕地である「曲阜」から、太平と学問の地となるよう願いを込めて「阜」を取り、「岐阜」と名付けたと言われています。

500年以上前に織田信長が天下統一への想いを込めて付けた名称が、現在も身近に使われていることに、とても浪漫を感じました!