【#42】工夫
今回は愛知県大府市にある図書館『おおぶ文化交流の杜図書館』に訪れました。
この施設は2014年に大府市中央図書館に代わり、市民が様々な知識や情報を得ることができ、質の高い文化・芸術に触れ、また自ら創造・表現活動を行い、お互いを認め合いながら交流を図ることで、「市民力」の向上に寄与し、市民が「ネクスト・ステージ」に飛躍するための場をコンセプトに建設されました。
図書館の他にも文化ホール、レストランも併設した複合施設となっています。施設全体の愛称は、「ALLOBU」(アローブ)で、「全ての人たち(ALL)が共に生きあう大府(OBU)」を意味し、公募によって命名されました。
中に入ると自然光が入る大きな天窓があり、ベンチが置かれた中庭で読書を行うこともできます。
すべての本にICチップが付けられていて、誰でも簡単に自動貸出機を利用する事ができます。
返却時も書籍が自動返却ポストに投げ込まれると機械が自動的にICチップを読み取って返却処理を完了します。
対人式ではないので、プライバシーに配慮されています。
図書ゾーンは天井が高くてとても開放的です。ワンフロアの図書館としては愛知県最大の床面積を有しているとのことで、ワンフロアにまとめられていると分かりやすいです。
図書館と言えば、無音のイメージだったんですが、鳥のさえずりや川のせせらぎの音が流れていて心地よく過ごせそうです。
たくさんのこだわり、工夫がなされているのが随所からよく伝わってきます。そのおかげなのか、旧図書館より利用者数は3倍にもなり、人口1人あたりの貸し出し冊数で何度も全国1位に輝いているそうです。
このブログでも図書館が増えてきたのを感じます。改めて僕は本が好きなのだなぁと再認識しました。