オリーブ設計 スタッフブログ

2022.02.02

しゅんせつ

Yohei.N

こんにちは。日本の正月から約1ヶ月が経ち、春節がやってきます。春節とは中国での正月のこと。毎年少しずつ日にちが違うそうで、今年は今日2/1から春節の時期に入るようです。

建築業界は今や中国から輸入する建材、設備機器、部品などが多く、この春節の時期になると生産、輸入がストップしてしまうこともあり、工事関係者を悩ませる時期でもあります。

さて、今回は違う「しゅんせつ」のお話です。


これが今回の「しゅんせつ」です。この写真は千種区にある平和公園の中にある猫ヶ洞池。名古屋市内を流れる桜で有名な山崎川の水源です。コロナ禍になってから私もよく散歩に行く公園です。

しゅんせつ工事とは…漢字で書くと「浚渫工事」と書きます。運河や川の水をさらって、土砂などを取り去る土木工事のことを言います。「浚」も「渫」もどちらも訓読みで「さらう」と読む漢字です。私は初めて漢字を知りました

今の池はこんな状態です。水位が下がっているのがよくわかります。

↑この円形の部分、普段の姿は…

本来は運河など船の航行の妨げにならないように掃除をする工事ですが、船の運航のない池でも行うんですね。見えてきた池底にはたくさんのゴミも確認できました。なるほど、こんなにゴミが溜まるようではしゅんせつ工事が必要ですね。前回のブログの続きにもなってしまいますが、池の環境を守るためにも定期的なメンテナンスは必要ですね。

釣り人が集まる池としても有名なこの猫ヶ洞池ですが、釣り人によると、このしゅんせつ工事が迷惑と思いきや…減水によってサカナはより密な空間に集められるため、釣りやすくなるんだとか。サカナ界にもコロナがあったら感染は避けられませんね

 

余談ですが…
同じ平和公園敷地内の高台のてっぺんには水にまつわるタワーがそびえ立っています。

このタワー内とその地下に緊急用の貯水タンクが入っているそうです。このタワーは誰でも自由に無料で昇ることができます。名古屋市内を一望できる隠れスポットですので機会あればぜひ!

普段はこんなにきれいな池です。