【#28】夢幻
天正7年(1579年)織田信長が、琵琶湖東岸の安土山(現在の滋賀県近江八幡市)に築いた安土城。5層7重(高さ約46m)の絢爛豪華な天主を構えた、夢のような城は完成からわずか3年後に焼失し、廃城となりました。長年その姿が解らないまま時代が過ぎ、『幻の名城』と呼ばれる様になりました。
現在、滋賀県ではこの夢の城を「復元」するプロジェクトを進めているそうです。2026年の安土城築城450年に向けた1大プロジェクト!!僕もとても楽しみです!しかし問題は費用とのことで、木造で約500億、コンクリートで約300億かかると概算されています。
その夢幻の城が一部だけですが、目にすることが出来るのをご存知でしょうか。平成4年(1992年)のセビリア万博の日本館のメイン展示として、最上部の2層のみ原寸大にて復元されたものです。万博終了後、日本へ移築し大屋根部分や天井、庇屋根をさらに追加した展示が『安土城天主信長の館』として、滋賀県近江八幡市で見られるのです。
金箔10万枚を使用し、とても豪華な外壁!!
築城当時、信長が狩野永徳に描かせたと伝えられる障壁画も再現されています。
2層のみでこの豪華さと迫力ですので、全体像への期待が高まります。
この『夢幻の城』が現実になることを夢見て…心待ちにしています!