こんにちは。
賛否両論あったオリンピックもなんとか開会しました。コロナもまた波がきており、無事に大会が終わることを祈るばかりです。
さて、今回は自動販売機(以下自販機)について他愛もないことを書いてみます。自販機といえば飲料水のものが一般的ですが、面白いものを売っている自販機はよく話題にもなりますね。
私もいくつか珍しいものに遭遇しました。
出勤の際に毎日通る市内の某所にある「だし」の自販機。すべて同じものが並んでいます。いつも気になっています。自販機の売上よりも広告のようなものですかね。
下には英語で外国の方向けに注意書きも…。「Do not drink , This is a soup stock.」確かに言葉のわからない人は飲んでしまうかも…。
栄の繁華街にはこんなものも自販機で売られていました。だれが買うのだろうかと思いますが、飲み屋街なので、酔っ払った勢いなんかで盛り上がって買う人がいそうですね。
さて、私たちの建築業界での自販機といえば、数年前にこんな自販機が話題になりました。
シンガポールにある超高級自動車の自販機です。ボタンを押すと自動車が降りてきて、そのまま乗って帰れると話題になりました。発想はエレベーターパークの原理とトミカのおもちゃからとのこと。当初は平面での販売を計画していたらしいのですが、台数が置けない!となり、横がダメなら上にと発想を転換したそうです。考え方の柔軟性は学ぶべきだと思います。条件がクリアできれば日本でもできそうですね。
東京オリンピックでも報道陣の拠点であるプレスセンターには対人での販売も難しくなり、お土産までもが自販機で売られているそうです。
コロナ禍で人との接触を避けるようになり、いつでも、だれとも接することなく物が買える自販機のようなオートメーション機器は今後どんどん増えて行くのでしょうね。その代償として、人として大切なコミュニケーションが減っていってしまうことがとても心配です。
ちなみに、最初に紹介した出汁のペットボトルですが、よ~くみるとなんと中にはトビウオがそのまま一匹入っているのです!一匹ずつペットボトルに入れて…。このだしの製造は、とても手が込んでいますね!
だれでもできることは機械にとって代わっていく中で、人には車の自販機のように柔軟な発想力が求められる時代になってきました。オートメーションの波に負けないような発想力を身に付けていきたいですね。