オリーブ設計 スタッフブログ

2021.04.11

カンリクビル起工式

Naruki.M


今日は晴天にも恵まれカンリクビルの起工式! 姫路駅で新幹線から在来線に乗り換えます。列車に「Kishin」と書かれていますがこれは路線名のこと。姫路駅と新見駅(岡山県)を結ぶ路線で、両駅からひと文字づつ取って姫新線(きしんせん)と名づけられました。童謡「赤とんぼ」の作詞者・三木露風さんが沿線の出身ということで赤とんぼのマークも描かれています。


姫路駅から3駅「太市駅」で下車します。のどかだなぁ~


駅の構内が建設地です。


スタッフが作成したパースが掲げれていると嬉しいものです!


地元の名産「たけのこ狩り」をしよう! なんてことではありません(笑)


会場が整いました。何人もの国会議員様や県会、市会議員様、姫路市長様、周辺の自治会長様など多くの来賓をお招きしております。


先日、設計を完了した熊本物流センターのパースも。秋にはカンリクビルとほぼ同時期に竣工を迎えます!


先行して別会場にて地鎮祭を執り行いました。


中央の書類は確認申請書、この許可書類ないと着工できません。今日に間に合わせるためスタッフが奮闘しました。祭壇にお供えすることは珍しいのですが…これは建設会社の社長の心意気。いい仕事をしてくださるような気がします!

さて、オーナー様が気にされていたのは…祭壇左のキュウリ、垂直に供えられたキュウリがいつ転落するかと(笑)。幸いキュウリは持ちこたえ、工事の安全を占う上でもホッとひと安心。いつもユーモアを忘れないオーナー様には和まされます。


私も神妙に安全祈願!


駅長に就任予定の鉄丸君! 不慣れな制服?に駄々こねていました(笑)


鉄丸(仮)駅長は血統書つき、血筋は証明済みです!


駄々をこねていた鉄丸(仮)駅長もカメラを向けられるとポーズ。特に美女には弱いようです(笑)


カンリクビル、出発進行! 青信号よーし。


地元のゆるキャラ、たけやん。彼には鉄丸(仮)駅長もチョット嫉妬しています。右は建設会社の社長。設計と施工のよいタッグが組める予感がします!


さて、私の前置きが長くなりましたが(笑)、いよいよ起工式。オーナー様のご挨拶から始まりました! トラック5台から始めて30年、今ではトラック約200台、西日本に15拠点を持ち年商50億円の企業に育てあげました。

オーナー様は柔道で身体と精神を鍛えた「姫路の三四郎」ですが、ひと言で表現すると人情家。本来であれば姫路駅に本社を移転させたかったのですが…20年前、この地に本社を置いた時の地元自治会長との「どんなに会社が大きくなっても地元を離れない」という約束を果たしました。また過疎化で無人駅となるなか、待ち合いスペース、カフェレストラン、公共トイレなどを提供し地域貢献の恩返しをするために本社屋をこの地に移転します。


さぁいよいよ、たけのこ狩り! ではなく、鍬(くわ)入れの儀式が始まります。


せーの!


鍬が刺さらない!! 盛り土を固めすぎて鍬が入らないのです! これにはオーナー様が大きな声で「監督~!固めすぎやわ~(笑)」。冷や汗の現場監督と引き換えに会場は笑いの渦につつまれました。


1時間ほどで起工式も無事にお開き。


私はまだひと仕事、建物の位置確認をオーナー様と行います。出会って6年、建築行為というのはオーダーメイドで時として苦難があります。しかし何があろうと私に全幅の信頼を置いてくださることに感謝を忘れません。話せばわかる、話さなくてもわかり合える関係を築けたのはオーナー様の懐の深さ。純粋にこんな人になりたいと思わせてくれるクライアントと、また仕事ができることが嬉しい。


さぁ、姫新線で帰ります。何か見つけたのでしょうか(笑)


逆方向へ行く列車でしたぁ。1両なので列車と言わないか(笑)


待ちきれない! 野田チーフとふたりで起工式のお土産にいただいたビールで乾杯、おぃおぃ在来線だぞ(笑)


起工式のお土産はこちらがメインディッシュ。新幹線に乗り込んで蓋を取ると…春の季節を感じる地産地消のお弁当! これを作ってくれたレストランがカンリクビルの1階に入ります。

地元を愛し、会社や社員を育み、そして恩返しする。人情家のオーナー様こそのプロジェクトを必ず成功させます! 完成は10月、実りの秋、お弁当が今から楽しみだぁ~♪