【#14】碁盤
私の最近のブログは、城郭や寺院など古い建物が続いてしまい…社内からはブーイングが(笑)。今回は現代建築に戻って『京都駅ビル』です。と申しましても設計から、はや四半世紀…またもやブーイングを浴びました(汗)。
設計者は日本の駅舎としては珍しく国際指名コンペ方式で行われ、原広司さん、安藤忠雄さん、黒川紀章さん他、著名な建築家7名が指名されました。そして最終的に選ばれたのが、札幌ドームや梅田スカイビルなどの斬新な建築で知られる原広司さんの案です。
古都京都の玄関である当駅が、ガラスと金属による近代的な建物であることに違和感がありましたが、コンセプトとして平安京の都市の特徴である碁盤の目をモチーフとしていることを知り、納得しました!
なるほど!正面から見ると、碁盤の目のように見えます。
京都市内の建築物は条例により高さ制限が厳しいなか、京都駅周辺は特例措置により高さ120mまで建築可能だったようです。しかし、古都の景観を損なうものとし反対意見も多かったため、高さによる圧迫感を抑え、いかに周辺環境と調和を図るかが評価のポイントとなったようで、採用された原さんの案は高さを60mに抑え、建物を南北に分けて圧迫感を緩和する工夫がなされているのです。
そして僕が一番好きなのがこのガラスフレームの大空間です。いつ見ても心躍ります。高校生の時に初めて訪れて、しばらく眺めていたのを今でも思い出します。
こちらの大階段の上からの眺めもいいものです!!
その上にかけられた空中通路も遊び心があって面白い空間です。
駅構内で見つけたレゴブロックの京都駅!!またもやプラモデル好きの血が騒ぎます!
大空間も大階段も忠実に再現されています。
最後にレゴブロックを見てまた心躍ってしまって、お土産を買うのをすっかり忘れて帰宅してしまいました・・・(汗)