火曜日から4日間の中国・上海への出張。月曜日は祝日でしたので、今週は1度も事務所に顔を出せないまま。この間でも計画、設計、監理の業務がスタッフにより進行していることは本当に有り難い。メールで送信されてくる報告や図面をチェックしながらそう思います。
ただし、中国出張で不便なのは…コミュニケーションアプリ『LINE』が使えないこと! 今や家族、友人、仕事、クライアントとも『LINE』で連絡を取っています。中国に転勤している日本人の方いわく「LINEが使えない国に転勤して、日本の友人をすべてなくした(笑)」とも。
日本にいるスタッフとは代用のアプリで連絡を取り合いましたが、他にも不便なことは…Google、yahooの検索エンジンが使えない、Google Mapさえ使用できない。ここにも米中の摩擦がありますね! 日本がアメリカ寄りであることを痛感します。
さて、電子決済において日本よりも便利な中国・上海ですが、古き文化とうまくマッチングしているな…と思うのがこの『シェア自転車』。街に放置してある自転車を、誰もが自由に乗り降り、どこでも放置できるというもの。サドルの下にあるQRコードにスマートフォンをかざすと解錠されます。利用料金も自転車を探すのもすべてスマートフォン1台で。
旧態依然の身近なモノを、日進月歩なモノでさらに便利に。それに対し日本は、あらゆることに規制が厳しい。それが安全で信用がある反面、新しい発想や技術を拒んでいるともいえます。ある程度の大らかさを認めないと世界から遅れを取ることは間違いないし、すでにそうなっている部分も多い。
建築というアナログな世界で生きる私たちも、そんなバランス感覚を求められているのかもしれない…
《追伸》
ブログをアップロードしたあと、中国へ出張していた4日分の新聞を読み溜めしてビックリ! 経済新聞にこんな記事がでていました。
『シェア自転車バブル 終幕』
成長の影に過当競争、実情は厳しいのねぇ~