【ひめごと見聞録 10月号】
暑さもやわらぎ、やっと心地よく過ごせるようになりました。あんなに暑かったのに、ちゃんと涼しくなって葉が色付いて・・・自然の偉大さを感じます。
さて秋と言えば、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、睡眠の秋・・・などいろいろとございますが、みなさまはどんな秋をお過ごしでしょうか?
今回は【読書の秋】のご紹介です。
ちょっと話が反れますが『積読(つんどく)』ってご存じですか?
『積ん読』とも表記しますが、買っても机の上などに積んでいるだけで読んでいない本・新聞・雑誌等のこと。ちなみに私の積読はかなりありまして・・・笑 アマゾンでついポチポチしてしまいます。
今日はそんな積読書のお勧めではございません。
ジャ~ン♪
題名に惹かれポチっとしてしましました。
数字では、はかれないけれど、確かに感じられる感情の温度、大切な人との距離、願いや希望の重みなど「はかれないもの」を”はかろう”としている姿がお茶目でユーモアたっぷりに描かれています。
(アマゾンより拝借)
日本語、イタリア語、英語の3カ国語併記されています。どれも可愛らしくフフっと笑ってしまいましたが、最後の49コ目は「はかれないもの」で終わっていて、おっ・・・と少し時間が止まりました。
そしてもう1冊
これは私が中高生の時に題材になった本で、大人になってから書店で見かけて購入したものです。(もう四半世紀も前のこと)
ずっと本棚に眠っていましたが、ある時新聞の記事で、村上春樹さんが翻訳したものが出版されていると知り購入しました。読み比べると原作も見たくなり購入したものです。
当たり前ですが書き出しから違いますし、この少年の呼び方も違います。私的には読み慣れた「ほんだ きんいちろうさんの訳」のほうに軍配が上がりました。またダイレクトに原文を読むのもいいですね。優しい英語でかかれているので自分の思うままにストーリーを描けます。
当時の私や、大人になった私が時々目を通していましたが、今読むと深く深~く思うところがあり、「行間を読む」ってこういうことなんだなって思います。シンプルに描かれているからこそ、その時の気持ちが行間に現れ、毎回違った風に感じます。
読書の秋だからと難しい長編大作に取り組むのではなく、さらりと読んで深く詠むのはいかがでしょうか。
蛇足ですが・・・
私は購入した本の帯をそのまま残す派です。みなさんは捨てる派ですか?帯には、その本の凝縮された言葉があるようで私は捨てられないのです。
この本の帯
「まだ香水はファックスで送れない」にグッときて数年前に買いましたが積読の古株になってます💦
さてみなさま。心地よい秋の夜長は、行間を詠んだり文字面を読んだり、素敵な時間を過ごしてくださいませ♪