雲ひとつない晴天のもと「建方」が始まりました。建方とは、建物を建てる方法のことではありません(笑) 建築用語で「たてかた」と読み、構造材を組み立てることを指します。上の写真は朝の様子。鉄道や駅に近接しているため工事には細心の注意が必要です!
そして昼の様子。実はこの日は終日、私はこの建物のオーナー様と別案件で他府県にいたのです。
そこで!現場所長より工事写真をメールで送ってもらい、車中にてオーナー様とスマホ上で写真を眺めることができました!
そして夕方の様子。終日快晴で絶好の建方日和でした! 明日からも無事故で進みますように!
さらに・・・
現場所長より写真が届きました。
2日間でここまで組みあがりました!
そして・・・
建方開始より3日。柱や梁など建物の主要構造体を組むことができました! この状態を「上棟(じょうとう)」と呼びます。地域によっては、棟上(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)などとも呼ばれますね。
その上棟の儀式も様々ですが、今回はオーナー様の手により建物の四隅、柱の根元に「御神酒」と「清めの塩」をまきました。
着工前の地鎮祭で奉った「御幣(ごへい)」。三尺(約1m)ほどの板に両紙垂れをはさんで扇子や水引で飾られた縁起物で、これを最上階の天井裏に奉ります。古くから伝わる儀式で、今でも末永い建物の無事を祈って行われることが多いです。
ところで御幣の上端には「おかめ」のお面がついていますね。その由来は故事によるものですが…少し切ない話でもありますので、ご興味のある方はネットで検索してみてください。しかしながら、おかめは「福を招く神様」と言われその表情も笑っていますね。
ならば、二人揃うと縁起がよいといわれる「ひょっとこ」も奉って…そんな経験はありません(笑)。ちなみに、ひょっとこは「火を守る神様」なんです。
御幣の表面には施主様のお名前がございましたが、その裏面には施工会社様、そして設計監理者である私の名前も! ここに記載された三者とも大きなエネルギーを持っています。そのパワーを持ってすれば力強い建築になることでしょう。
工事の安全と企業様の繁栄を祈願して…拝