昨日のことですが、現在進めている許認可書類へ「土地の登記簿」を添付するために、スタッフが法務局へ出かけるとのこと…
よし、私が行ってこよう!
多忙のスタッフに代わって私が行くことに。いつもなら法務局へは車で、という手段ですが…歩いても10分ほど(笑)。今朝は粉雪が舞って幻想的でしたので、歩いて行くことにしました。(最近、運動不足だし~)
事務所から5分ほど歩くと、官庁街になります。しかし…雪はまったく残っていません(笑)
左が「名古屋市役所」、右が「愛知県庁」ふたつ仲良く並んで…といきたい所ですが、それぞれの首長を巡っては…辞職に追い込むリコール運動を仕掛けたり、その署名の不正が発覚したり…泥沼の様相です。まったくオハズカシイ!
法務局に到着しました。入手するのは兵庫県にある建設地の土地の登記簿。昨今は電子化されて全国のどの法務局でも、他府県のそのような証明書類が入手可能になりました。便利になったものだ…
無事に登記簿を入手できましたので、事務所に帰るとしましょう!
法務局の前には、当ブログ「チーフの雑記帳」で紹介された「三の丸ドーナツ」。縁石ブロックは仮置きの状態で試験的な様子。海外では古くからあるシステムですが、土地が狭く高価な日本でどれだけ普及しますか…
地下鉄の出入口です。まもなく駅の名称が「市役所」→「名古屋城前」に変更されます。市民にとっての便利さよりも、観光客にとっての分かりやすさを重視といったところでしょうか。サブタイトルで併記するか…駅名を「市役所・名古屋城前」にすれば良いかと…
ところが、肝心の名古屋城は木造への建て替えの目途たたず! これも市長vs市議会・国(文化庁)でもめている! よって長期にわたり閉城のまま! ♪ 伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ、尾張名古屋は城でもたんがゃ~
そして地下鉄のシンボルマーク。これは何をデザインしたものでしょうか?
それは…左の「名古屋市章」(尾張徳川家の合印を採用)を、右の「地下鉄シンボルマーク」としてアレンジしたのです! 「まるはち」が「地下鉄のトンネル」に見えますね! 子供の頃このマークの粋な意味を知ってデザインに興味がわいたことを覚えています。やはりデザインはシンプルで分かりやすくしなきゃ!
この愛知県章が入ったモノ。これはなんでしょう!? ちなみに県章は「あいち」の文字を図案化したものらしいが…なかなか分かりづらい…
巨大アンテナでした~ 何を受信(または発信?)しているのでしょうか? 向こうにもアンテナが見えますが、数えてみると庁舎の屋上には大きなアンテナが結構多いのです…
まわりを見渡すと、あっちにも、こっちにも…多くのアンテナあります。各庁舎でアンテナの使用目的が違うはずですが…デジタル化になった今日、無用なものもありそう。
感染症対策局…急きょ追加されたサインは、ひっ迫した時勢を反映していますね!
水素社会普及…先日、私の持っている設備設計一級建築士の資格において定期講習を受講しましたが、その1日の講習の半分以上は「省エネルギー」に関すること。定期講習は3年毎に受講義務があるのですが、その時の社会問題を反映したテーマになりますね!
緊急交通路対策路線…道路上に掲げられた看板は、地震時は緊急車両を優先して通行止めになるというメッセージ。先日も東北で大きな地震がありましたが、地球は生きており世界の何処でも危険はあります。私たちにできること…「より安全な建物」になるよう努力を惜しんではいけません!
ところで、道路際の立て看板は…マラソンフェスティバル? コロナ禍だが…ほんとにやるのかいな?
そして官庁街の南端、大津橋を渡ると、不気味な階段があります…
階段を下りたあたりには残雪がありますね。この階段は…ここに「鉄道の駅」があった名残なのです! この名古屋城の「お堀」を利用して走っていたのは名鉄瀬戸線。今は栄のテレビ塔のある久屋大通の地下に路線が付け替えられて便利になっています。調べてみるとこの区間の廃線は昭和51年…ということはもう45年前!
えっ、こんな街の中でホタルが見られるの!? この付近で四半世紀、仕事をしていますが知りませんでした! 身勝手な人類のせいで環境が悪化しても、まだまだ動物や昆虫と共存できる方法はあるはず。
もしも、ここに鉄道が残っていたら…夏は車内の照明を落とし、ゆっくりと列車を走らせてホタルを鑑賞…そんなロマンチックな観光列車になっていたかもしれません。
振り返ると生コン車が止まった! 法務局へ行くときも別の生コン車が止まっていたっけ。
建設現場で大量のコンクリートを使用する際は、工場で練ったものを現場に持ち込みます。ただし、できたてのコンクリート=生コンには鮮度に制限時間(JIS規格で90分)がありますし、現場に打設したコンクリートも固まらないうちに次の生コンを流し込む必要があるため、このように現場の付近で待機するのです!
こんな官庁街の近くで大きな工事とは…?
この現場!? いくつものクレーンが動いています。
のぞくとずいぶん大きな基礎? それに深くまで掘っている!
実はこの現場は、中央新幹線…つまりリニアの工事! ということは、地下40m以上を掘り進んでいるはず…こんな街の真ん中で! ここは「変電所」になるようです。もう1ヶ所、さきほどの法務局の西側には地下からの「非常口」の大きな工事現場があります。
左の写真は、別の場所で完成したリニアの非常口の開口(新聞記事より転載)。その高さ…弊社の設計によるホテルABC様とほぼ同じ!
静岡県が工事の許可をしないことや、コロナ禍の影響でリニアの工事は遅延せざるをえないと報道されましたが…工事を急ぐもほどほどに!
その現場の隣にレンガ積みの建築があります。夜は内部からライトアップされ幻想的な雰囲気になります。近づいてみると…
外壁から持ち出して装飾壁を設けています。この装飾が無くても建物は成立します。しかし、二重壁なのはデザイン上好ましい…しかしコストはかかる…私たちもデザインとコストの狭間で葛藤があります。ようはコストに見合う満足や効果があるのか?というクライアントとの議論しか答えは導けないのですよね!
しまった! 気がつけば
ずいぶん道草してしまった!
あ~ スタッフと酒がのみたいなぁ~
道草したぶんだけ「感じること」がありました。緊急事態措置による自粛…この時代も、道草したぶんだけ「喪明けの酒」が、さぞ旨いことでしょう!