遠方へは新幹線で出張することが多いのですが、早朝や昼をまたぐ移動にかかせないのが駅弁!ところが昨日の出張、いつもの売店に愛しき駅弁が無い!どうしても食べたくて駅構内の売店を歩きまわったがどこも置いていない!そうこうするうちに予定の新幹線がやってきた!!結局、目的地までの2時間、お預けを食うハメに(泣)
その愛しき駅弁を、以前に撮影した写真でご紹介しましょう。その名は幕の内 『こだま』弁当!
御飯、ささみフライ、焼鯖、だし巻玉子、鶏肉団子、ごぼう煮物、うぐいす豆、昆布巻、鶏肉煮物と、ごく、ごく普通の幕の内弁当です。地元名産の「味の濃すぎる」駅弁が多いなか、この『ごく普通の味わい』が食べたくなるのです。「おかず」よりも『御飯』が多いのも嬉しい!
また、他の駅弁は1000円前後の値段が多いなか、『こだま』は760円とリーズナブル(写真を写した時は730円)。ところでこの新幹線と同じ名前の『こだま』。ひょっとして新幹線の開業からずっと販売している?確かに私も社会人になった20年前から食べている。
昨日の出張に話を戻しましょう。駅のどこにも置いていないということは、『こだま』の販売を中止してしまったのだろうか?心配になって、なんとその製造者の松浦商店さんに電話しました(笑)
『まだ販売を継続していますよ』と優しい男性の声。ついでに教えていただきました。やはり新幹線の開業当時から販売されていたのです!東海道新幹線の開業が昭和39年。実に50年近く販売されている駅弁の名作です。
次回、『こだま』を口にするときは、その歴史に舌鼓を打つことでしょう。よく間違えますが「舌づつみ」ではありませんよ。『舌つづみ』です。ポン!ポン!