昨今のビジネスにおいて、機械化やデジタル化が進んだとしても『人と人のつながり』なくしては成立しません。弊社で手掛けさせて頂く仕事も人のご紹介によるものばかりです。
今週、その『つながり』の配慮を欠いたトラブルが2件ありました。それも同じような内容でして…
---------------------------------------------
≪トラブル①≫
案件が進捗した場合(のみ)に、弊社からオーナー様にご紹介させていただく約束だったA社が、無断で営業に訪ねてしまった。現段階ではオーナー様が望んでもいないA社と、合わなければならないことでお時間と気苦労をかけてしまいました。
---------------------------------------------
≪トラブル②≫
オーナー幹部全員が揃う会議にて発表する約束のデザイン企画書を、B社の独断でオーナー幹部お一人へEメールで送ってしまった。Eメールを受け取った幹部の方はご自分でプリントアウトされ、社内決済を取る手間をとらせてしまい、残念にもご覧いただけなかった幹部の方も。
---------------------------------------------
A社やB社の内部事情があるのは百も承知ですが、どちらのケースも手順を踏まなかったために誰かが犠牲になっています。誰のための仕事なのか?その交通整理をするために私たちが存在すると考えています。犠牲になったのがオーナー様であるとしたら私たちが最も嫌うことです。
そんな私も30歳のころ、ちょうど仕事ができるように思えてきた(勘違いした)時期に、天狗になった鼻っ柱を折ってくださった社長がいらっしゃいました。『人と人のつながり』の配慮を欠いてしまったのです。叱責を受け目が覚めました。私は仕事ができるような錯覚をしていただけで、仕事というのは『人のつながり』で成立していたのです。
それに気づかせてもらえたことは幸運でした!それがなければ今の私はありません。その社長に今でも感謝しています!
さて、トラブル①のその後
やってしまったA社担当者さんは…
厳しく注意され辛く堪えたと思いますが…翌日、勇気を出して私に会いに来ました。まだ20歳代のお若い方ですので、きっと大きく成長されることと思います。今は100%理解できなくてもキャリアを重ね『人のつながり』が増えてきて、より「あ~こういうことだったんだ!」と思えると思います。
問題はトラブル②のその後
やってしまったB社担当者さんは…
実は過去の数々の振舞いから弊社業務への悪影響に配慮し、一旦は担当をはずれてもらっていたのです。再度「担当したい!」との意欲をくんだものの…またもや今回のトラブル。人は変われる、いや変われない。弊社内でも意見が分かれます。
私は「変われる」と信じたい!なぜなら私も「変われた」のですから。「おい!お前も まだまだだぞッ」って天国からあの社長の声が(汗)