こんにちは!
高い気温と湿気のある日が増えてきました。いよいよ梅雨→夏の到来ですね。
最近、3Dプリンターがどんどん市場に出回ってきました。数年前に登場した時は、小さなおもちゃや小物、部品などの立体物を自動で造ることができるものでした。今では安いものですと数万円で3Dプリンターが購入できるそうです。そして、いよいよ我々建築業界にも導入されて始めてきています。
先日、ニュースで3Dプリンターで造られた家が紹介されていました。記事によると愛知県小牧市にある工場の一角に3Dプリンターの家(?)が誕生したそうです。それがこちら。
インターネットより引用(実際に見れるのかな?近いうちに行ってみます)
こちらはモルタルで成形された部材パーツを組み合わせていくそうです。詳しくは書かれていませんでしたが、おそらく鉄筋などを使って組み上げていくのでしょう。
この建物は床面積10㎡以内のもので、建築基準法による増築の確認申請を受ける必要のないものと書かれていました。よく「10㎡以内に増築であれば確認申請不要」といわれますが、実際には防火系の指定のある地域では10㎡以内であっても確認申請が必要となります。また、増築後の敷地全体と既存建物が建築基準法の「集団規定」と「単体規定」に原則的には適合している必要があります。誤解を招きやすいことですので、注意が必要です!
自動で造ることのできる3Dプリンターの家というのは今後さらに技術が発展していくことでしょうね。私たちにとっては建築基準法との法の解釈が難しくなってきますが、とても夢のある話に感じます!
さて、私たちにとっての「3D」といえば、エクステリア・インテリア提案の際に用いるCGパースです。弊社ではスタッフ皆がCGソフトを使いこなし、自社でパースを描いています。先日もホテルのリニューアルのご相談をいただき、4~5月の約2カ月の間にCGパースを作成しました。
改めてご提案したパースの数を改めて数えてみると…実に約120枚!! 事務所のスタッフ総出でデザインを議論し、書き上げ、ご提案に成功することができました。
(まだ施工前、あえて不鮮明にしてあります 120枚すべては納まりきりませんでした…)
弊社ではCGパースを作成する際の「モットー」があります。
“写真のような高精度のデザインパースを1枚描くのであれば、同じ時間で精度を少し下げた2~3枚のデザインパース案を造ろう!”
まるで写真のようなCGパースを描くことも可能ですが、同じ時間をかけるのであればデザイン案を複数出した方が依頼者様は喜ぶのでは?という思いからそのように取り組んでいます。もちろん、一発勝負をかける時、広告媒体に載せる時などは高精度のCGパースも作成します。これらCGパースが現実になるのが今から楽しみです!
余談ですが…名古屋駅前のシンボルである「3D」造形物 通称:メタルスライム(?) がリニア工事により残念ながら、6月6日をもって撤去が開始されてしまいました。名古屋駅を象徴するシンボルでしたので少し残念です。
(メタルスライム…なるほど)