オリーブ設計 スタッフブログ

2020.12.07

卵形

Naoya.H

【#20】卵形
岐阜県岐阜市、長良川沿いに建つ建物。「金華山」と「長良川」を建築の一部に取り込み、自然と調和した岐阜にしかないものをつくりたいという発想をもとに、安藤忠雄さんが設計した『長良川国際会議場』です。

到着してまず目に入るのが、巨大な広い外部階段と卵形の塊です。建物全体が巨大な階段になっており、「卵」が埋め込まれたようなデザインがとてもユニークです。

大階段を登りきり、屋上に上がるとガラスの箱が4つ突き出ていて、内部に光を取り込む螺旋階段となっています。このガラスの箱の下は市民ギャラリーという名の大きな吹き抜け空間です。

下から見上げると、とてもインパクトのある空間です。

エントランスホールも安定のコンクリート打ち放しです。
受付の方に見学と撮影の許可を得て、いざ内部探索。

ラウンジの窓からの光は、あたかも森林の中で感じる木漏れ日の様な光の効果を感じさせて、とても美しいです。

外から見られた卵形の内部は、劇場ホールと会議場の様です。有料ゾーンのため内部は見られませんでした。

カフェレストコーナーも天井が高く、開放的な空間です。

建物はほとんど鉄筋コンクリートのみで構成されていますが、随所に光と広がりがあり、冷たさや閉鎖的な感じがしないのです。この壮大なる空間にまた魅了されてしまいました。安藤さんの建築はいつも新鮮さを与えてくれます。

今回、見学者の特典としてこのようなポストカードを頂きました。

また僕の安藤さんコレクションがひとつ増えました!