オリーブ設計 スタッフブログ

2018.10.18

不正と戦うものは?

Naruki.M

先日の自動車メーカーの検査、不正のニュース。またか・・・という感じ。大手メーカーでも次から次へと不正が明らかに。対策のリスクはあまりにも大きい。

そして今度は、わが建築業界でも不正の疑いが!過去にも、杭、外壁材、免振ゴムなど様々な検査の不正がありましたが、今回は耐震、免振用のダンパー。安全に建物を守るべき品物を不正しているとは!

確かに検査が厳しくなることにより、製造コストと時間がかかります。ライバルとの競争を勝ち抜けないかもしれません。または単純に担当者や部署、会社に甘えがあったのかもしれません。

しかし、人命に関わる不正はどんな理由であれ絶対に許されない!

私たちも建設現場では多くの検査に立ち会います。正直、工事関係者にとって面倒な検査も行わなくてはなりません。ある時は工事のやり直しや再検査もあり、それにはお金も時間もかかります。

機械化が進んだとはいえ、建築はいまだ人の手で造るものです。そんな『人の良心が左右』する業界で、設計事務所として判断するときに最も大切なことはなにか?

それは、正義感です!

建物への愛情と、自分へのプライド、それをかきたてるのがオーナー様からの信頼です。ですので私たちはオーナー様と相思相愛でないと仕事をしてはいけない。

数々の不正のニュースを読むたびに、エンジニアとして、人として、とても悲しい気持ちになります。明日はわが身と肝に銘じて、今日も現場監理に行ってまいります!