本日の午前中に現場にて【試験掘り】を行いました。この試験は杭工事に先立ち、設計上の杭の性能を確保するための土質の確認です。県内で続く建設ラッシュのため、杭打ち機の確保に苦労しました。
まずは、杭を固定する付近の土を採取するために掘り下げます。
掘り下げる地盤の硬さは、データにより自動的に保存されます。デジタル化によって過去の紙の記録での改ざんを防止します。
所定の深さの土を確保できたら、ロッドを引き抜きます。
ロッドの先端に溜まった地中25m付近の土を採取します。
以前、設計を始める前に行った【 ボーリング調査の土質標本(←クリック) 】から同じ深さのサンプルを取り出します。
サンプルから土を取り出し、先ほど採取した土と比べてみます。採取したものは湿っていて色が異なりますが、同じ種類の土でした。
異なる深さの土を採取するために、何度もロッドを上げ下げします。
杭を固定する地盤1mごとに採取した土を並べて確認します。目的の地盤付近の土は硬く、4ヶ所の採取に2時間ほど経過。
採取した土は、事前のボーリング調査の土とすべて一致。合格!この【試験掘り】に続き、午後は【試験杭】が行われます。