オリーブ設計 スタッフブログ

2016.02.18

上棟式に託された想い

Naruki.M


名古屋市内・栄で建設中の弊社設計のビル。今年の正月明けより鉄骨建て方が始まり…


2週間ほどで最上階まで重量鉄骨が組みあがり…


各階の床のコンクリート打ちも完了。(それにしても鮮やかなブルーシート!)


そして本日『上棟式』を執り行いました。現場所長は青いハッピをまとっての祈願です。『千年と…万年と…永遠と…』の掛け声。勘違いをされている方も多いのですが、実は『上棟式』は工事が完成するまでの安全祈願ではありません。工事の完成後も建物が無事であるように願って行われるものです。それが先ほどの千年、万年、永遠との言葉に表れています。

先ほどの現場所長が手にしていたのは、扇や装飾のついた幣芯棒と呼ばれるもの。建物完成後は最上階の天井裏に奉ります。幣芯棒の長さはおよそ110cm。昔の寸法単位の尺貫法でいう『3尺6寸5分』365日ずっと家が家族を守ってほしいという 『げんかつぎ』の数になっているのです。(うるう年はどうなる?笑)

古くから続く『しきたり』や『げんかつぎ』建物の技術は進歩をとげた現代になっても人の真心は千年、万年、永遠と変わりませんね!