オリーブ設計 スタッフブログ

2012.03.16

思い出列車

Naruki.M

この春の鉄道ダイヤの改正で、私にとって思い、ふたつの『思い出列車』が引退した新聞記事がありました。

ひとつめは『新幹線・初代のぞみ』

のぞみのデビューは私が社会に出たのと同じ年。当初は追加で「のぞみ料金」が必要でしたので、そのとき私が勤めていた会社では乗車不可。それに乗車できるのは、社長をはじめ役員と同行するときのみ。その時は社会人の経験が浅い私にとって、緊張、緊張、緊張の連続でした(汗)

しかし、普段は接点の少ない上司の方々の話は、私とって貴重な内容ばかり。車中での苦労よりも多くの得をしたことを覚えています。『初代のぞみ』を見ると、社会人1年目の初々しかった気持ちを思い出すのです。

ふたつめは『寝台列車・日本海』

オリーブ設計を創立した頃、その前に勤めていた設計事務所の業務を兼任していて、東北へ出張の仕事が続きました。現地の打合せを午後に設定した場合、長引くと現地で宿泊、戻りが翌日になってしまいます。よって打合せを午前にしたいのですが、飛行機の便が悪く、現地へ前日入りとなってしまいます。結局、どちらの場合も「毎週2日」必要(泣)

「1日」でまとまる名案はないだろうか?寝ている間に移動できたら?そこで白羽の矢がたったのが『寝台列車』でした。しかし、ネットの検索では名古屋→東北の列車はありません。諦めずに時刻表と格闘すると…いったん福井県・敦賀まで行けば、大阪発の青森行きの『寝台列車』に乗車できると発見!それがこの『日本海』という列車です。

東北に向かう旅なのに西へ西へ!乗り換えた列車で目覚めればそこは東北!まるでトラベルミステリーの世界です。『寝台列車・日本海』を見ると、独立1年目の初々しかった気持ちを思い出すのです。

私のターニングポイントにゆかりのあった、ふたつの思い出列車『初代のぞみ』『日本海』私の記憶の中ではずっと走り続けます。

♪雪解け~ 間近の~ 北の空に向かい~