オリーブ設計 スタッフブログ

2011.06.24

ほめて伸ばす

Naruki.M

今日の朝刊にひかれる記事を見ました。その新聞社の海外特派員さんの記事なのですが、一部をそのまま抜粋します。

『中学生の息子が、地元の野球チームに入っていて、時々試合をのぞきに行く。米国人の親たちも熱心で一緒に応援するのだが、感心するのは良いところを見つけては、ほめようとする態度だ。ヒットやファインプレーには、もちろん大歓声。空振りでも「グッド・スイング!」。エラーした子にも「グッド・トライ!」と叫ぶのには、思わず笑ってしまった…』

結果に萎縮するよりもプロセスを尊重する。そして短所を修正するよりも長所を伸ばす。わかっていてもなかなか実践できないことです。日本の育て方には、欠点修正のきらいがあるような気がします。野球で例えると、ピッチングのコントロールを良くする、バッティングでの選球眼を鍛えるなど、ついついパーフェクトを求めてしまいます。

しかし、その犠牲で天性の球速が落ちてしまったり、思い切りのいいフルスイングが影をひそめたりと、持ち味や個性が台無しになる恐れもあります。

私たちの設計業務は、その業態や規模からどうしても少数精鋭にならざるをえません。一人前になるために個々の能力向上が不可欠ですし、その為にはついつい欠点克服に目が行ってしまいます。

しかし、野球チームのような個性的なメンバーで、それぞれの得意なポジションで自信をもって活躍し、失敗を恐れない、そんな設計事務所を目標にしたい。

オーナー様から「グッド・ジョブ!」と言われるような…