大きな仕事も一枚の図面から。一枚の図面も一本の線から。つまり大きな信用も一つの信用から。
昨今はCAD(キャド)と呼ばれるソフトを利用して、パソコン上で設計図面を描きます。手書き図面の頃に比べると、熟練していないスタッフでも実に容易で簡単に綺麗な線がひけてしまいます。修正もワンクリックです。
しかし、その簡単さが災いしてデータのコピーで済ませたることができ、理解をしていないのに図面ができあがる弊害があります。鉛筆で図面を書いていたころは、線をひきながらその意味を考えたり、大変な修正作業を避けるために慎重に作図したり、もっと一本、一本が重かった気がします。
でもCADで作図できるからこそ、オーナー様からの変更要望にもスピーディに対応できますし、設計期間の短縮、しいては設計料のコストダウンも可能です。弊社がモットーとするオーナー様へのサービスにすべて繋がります。
大切なのは描く線一本、一本に意味を持つこと。その建物で生活される人々や、来店される人々のことを思いながら。
十本のあいまいな線よりも一本の思いやりの線をひきたい。一本、一本に真心をこめて。
百本の線も一本から。