オリーブ設計 スタッフブログ

2023.12.09

木のぬくもり

Naruki.M

昨日12月8日、新オフィスへの移転が完了しました。これまでのオフィスビルともお別れです。


久屋大通パークからすぐの所にありました。


前面道路が広いことも気に入っていました。ちょうどスタッフが我が車を洗車中。


通いなれたエントランス。私にとって人生の半分以上を過ごしたビルです。


オフィスの移転作業が始まる当日のショット、これで見納めです。思い入れのある家具のうち、新オフィスに連れていけなかったものがあります。それは手前にある木製テーブル。


22年前の写真です。ベトナム製のテーブル、チェア3席、3人用ロングチェアのセットを創業時に購入しました。設計事務所という性質上、図面を広げるために大きなテーブルが欲しかった、ぬくもりを感じる木製のテーブルが。組み立てたときの感激は今でも忘れません。

さて今回は、このテーブルにまつわる回想編です。


メーカーさんや商社さん、業者さんのプレゼンを聞いたり…


インテリアコーディネートに悩んでみたり…


実物で検討することもしばしば。そんなときは踏み台にもなってくれました(おぃおぃ)


18年前の野田室長、若い! 来社されたメーカーの女性担当者さんに…ほおが緩みます(笑)

 
模型製作の作業台としても活躍しました。パソコンでパーツを作り即プリント、組み立てました。


今は国会議員の三原じゅん子さんが席に着かれたこともありました。手を握ると…「恥を知りなさい!」って事件はありませんでしたが(笑)


床のカーペットを模様替え、自然のなかで語らえるイメージに…


やはり一番多かったのは、スタッフとの議論。よき建築はここから生まれました。


あるときは、ここでひとり悩んでみることも…


カタログや書類整理にも重宝しました。


弊社はカーペットを模様替えすることが多かったのですが、その作業台としても活躍しました。


クリスマスシーズンにはツリーを置きました。


その飾りつけに、まだ小さかった娘が手伝いに来てくれることも。木製チェアが踏み台になるばかりでなく、ふたつ合わせると背ずりが転落防止措置にも。その娘は来年、高校3年生になります。今では何も手伝ってくれません(泣)


あるとき、テーブルの配置を90度変えてみました。これだけで気分がかわるものですね! 設計を生業にしていますが、自らのオフィスでの意外な発見でした。傷んできた木製テーブルをスタッフが塗装してくれてピカピカにもなりました!


このテーブル脇を通るたび、スタッフの意欲ある議論に嬉しくなったものです。


そうそう、購入物品はまずここで荷ほどきされます。真新しいスクリーンを手に。


20周年のお祝いに、工務店の社長さんがケーキを持ってきてくださったことも。その舞台も木製テーブルでした。実は今回のオフィス移転のため、これまでのオフィスの現状回復(元通りにする)工事は、その工務店さんが意気に感じて(予算がないため)請け負ってくださいました、感謝!


ここからは今回の移転作業の写真。残念ながら木製テーブルは廃棄処分するものと一緒に置かれています。新オフィスのレイアウト、デザイン上で、永く親しんできたこの木製テーブルともお別れをすることになったのです。ちなみに木製チェアは新オフィスのテラスに置きます。


搬出するスタッフに、つい声をかけて… 最後の写真を撮らせてもらいました。22年もの間ありがとう、本当にありがとう。


深夜、消灯後のエントランス。


そこに掲げられたネームプレートも外されます。


サラリーマンで7年、創業して22年、実に29年に渡りお世話になりました。私の青春です!

新オフィスは旧オフィスから徒歩5分。来社してくださる皆さまには、これまでと変わらぬご愛顧をいただければ幸いです。


ここからまた新しいドラマを創ります!