オリーブ設計 スタッフブログ

2019.02.19

栄のどまんなかで

Naruki.M

【中日新聞 平成31年2月18日 夕刊より】


【中日新聞 平成31年2月19日 朝刊より】

【朝日新聞 平成31年2月19日 朝刊より】

栄のどまんなか、中日ビルと三越のあいだ、久屋大通公園の栄バスターミナル跡地の計画が決まりました! ナゴヤを愛し、サカエを愛するこの私が、その建物の設計に携われるこの幸運!!

事業提案された企業グループの熱意や、企業ごとに異なる思惑を取りまとめされる方々のご尽力は多大なるものでした。さらに、このプロジェクトの建物には高い4つのハードルがあります。

●暫定利用の制約
あくまで久屋大通公園の正式な再開発が決まるまでの3年間の建物なのです。その短期間の収益に見合う安価な工事費でなくてはなりません。

●建築面積の制約
広場は1180坪、しかし建築面積は名古屋市の条件で90坪ほどにしなくてはなりません。屋上の有効活用を含め、魅力ある店舗を盛り込まなくてはなりません。

●建物荷重の制約
地下に既設の有料駐車場の構築物があり、建物の重量が制限されます。いつものパートナーである構造事務所の腕の見せどころ。

●耐火構造の制約
防火地域であるため特殊な構造としない限り、建物に耐火構造が要求されます。鉄骨はオリンピックの影響で納入まで8カ月待ち、耐火仕様は工事費もかさみます。

来年は東京オリンピック&パラリンピックを控えます。大画面でその感動を分かち合うパブリックビューイングの会場にもなる広場です。建物の設計もゴールめざして熱き戦いが待っています!