オリーブ設計 スタッフブログ

2017.11.28

コンクリート試し練り

Naruki.M

本日は生コンクリート納入工場で、建物の基礎に使用される【コンクリート試し練り】を行います。設計で定めた、コンクリートの練り混ぜ具合を確認し、その後の強度・耐久性が出せるかどうかを調べます。

 

はじめに、コンクリートを形成する各材料の分量を確認。

 

つぎに6種類の各材料の計量をします。

 

原料は『普通ポルトランド セメント』

 

『水』名古屋市大治浄水場の工業用水を使用。

 

『陸砂(おかずな)』三重県東員町産

 

『山砂』三重県多度町産

 

『砕石①』三重県藤原町産

 

『砕石②』三重県菅島町産
2種類の砕石を混ぜ合わせます。

 

『設計者』愛知県大治町産(笑)
「すべての材料、合格!」

 

ミキサーで『砂』と『セメント』を10秒間、混ぜ合わせます。

 

左の担当者さんが、ストップウォッチで時間を計ります。

 

次に『水』を混入。混ぜ合わせ30秒。

 

そして『砕石』を投入。最後の混ぜ合わせで60秒。

 

練りあがったコンクリートを、スランプコーンという筒に詰め込みます。

 

スランプコーンをはずすと、コンクリートが垂れますよね!

 

その下がった数値を測ります。
「スランプ値、合格!」

 

そして、コンクリートの空気量を量ります。
「規定値以下、合格!」

 

最後に塩化物含有量を量ります。
「規定値以下、合格!」

 

『試し練り結果』はすべて合格!

 

そして、最後に供試体という筒にコンクリートを詰め込みます。このサンプルが固まった1週間後、4週間後に取り出して、強度・耐久性を調べてゆくのです。建物の基礎に使われるコンクリート、重責を担う部分です。現場でもこの試験のように正しいコンクリートを打つことが大切! 生コン工場の皆さんが、キビキビと作業されていたのが印象的。その姿に嬉しくなった私たちでした。