本日は生コンクリート納入工場で、建物の基礎に使用される【コンクリート試し練り】を行います。設計で定めた、コンクリートの練り混ぜ具合を確認し、その後の強度・耐久性が出せるかどうかを調べます。
はじめに、コンクリートを形成する各材料の分量を確認。
つぎに6種類の各材料の計量をします。
原料は『普通ポルトランド セメント』
『水』名古屋市大治浄水場の工業用水を使用。
『陸砂(おかずな)』三重県東員町産
『山砂』三重県多度町産
『砕石①』三重県藤原町産
『砕石②』三重県菅島町産
2種類の砕石を混ぜ合わせます。
『設計者』愛知県大治町産(笑)
「すべての材料、合格!」
ミキサーで『砂』と『セメント』を10秒間、混ぜ合わせます。
左の担当者さんが、ストップウォッチで時間を計ります。
次に『水』を混入。混ぜ合わせ30秒。
そして『砕石』を投入。最後の混ぜ合わせで60秒。
練りあがったコンクリートを、スランプコーンという筒に詰め込みます。
スランプコーンをはずすと、コンクリートが垂れますよね!
その下がった数値を測ります。
「スランプ値、合格!」
そして、コンクリートの空気量を量ります。
「規定値以下、合格!」
最後に塩化物含有量を量ります。
「規定値以下、合格!」
『試し練り結果』はすべて合格!
そして、最後に供試体という筒にコンクリートを詰め込みます。このサンプルが固まった1週間後、4週間後に取り出して、強度・耐久性を調べてゆくのです。建物の基礎に使われるコンクリート、重責を担う部分です。現場でもこの試験のように正しいコンクリートを打つことが大切! 生コン工場の皆さんが、キビキビと作業されていたのが印象的。その姿に嬉しくなった私たちでした。