こんにちは!
今年もいよいよ3週間ほどとなりました。
暑かった夏がウソのように寒い日々が続いていますね。
さて、冬と年末ということで、街ではキレイな夜のライトアップの光景が多くみられるようになってきました。

久屋大通のテレビ塔も夜には華やかにライトアップされています。
意匠設計会社である私たちにとって、特に店舗を設計する際はライトアップには気を使っています。ただ光らせればよいというわけではなく、
「店舗用途に見合ったものか」
「外部デザインに合わせているか」
「夜の見栄えはよいか」
「昼景とのバランスはどうか」
「コストとメンテナンス性」
「周囲への影響は問題ないか」
などなど多くの事を考えながら計画をしています。
建物用途によっては行政の指導基準などにより制限がかかる場合もあります。
例えばこちらは有名な洋服店舗の看板ですね。

沿線店舗の場合、とにかくサイン看板を目立たせるためにアームの付いた照明器具を使ってライトアップしています。特にこの店舗は上下に器具を設置してあって、非常に目立っていますね!昔はこのライトアップ方法(器具)のことを照明メーカーの担当者さんとはよく「アオヤマ」なんてストレートな呼び方をしていたのを思い出します。

陰影のある材料を使った外壁などは光を当てることで昼間とは違う顔を見せることができます。

こちらは弊社が入っている建物の1階エントランスの夜の顔です。
強すぎない穏やかなライトアップなので毎日心地よく帰路につけています。
ライトアップというのは計画・設計段階では机上でのシミュレーションとなるため難しいものです。照明メーカーさんと相談してながら計画していきますが、実際に出来上がった時には「思ったより…思ったより!」なんてことも。
ライトアップと言えば、建物だけでなく庭園も魅力的ですね。
名古屋市東区の徳川園が紅葉時期にあわせて夜のライトアップをしているとのことで行ってきました。

庭園のライトアップはいかに照明器具や光源を見せないようにするかが、美しい夜景を作り出すコツではないかと思います。キレイな自然の光景に機械が見えると、一気に興ざめすることがありますよね。徳川園のライトアップはそれらに最大限気を使ったライトアップがされていたように感じました。

樹木は下からライトアップすることで、葉の裏面が光り、かつシルエットがきれいに見えますね。

散策路沿いの行灯(あんどん)照明も雰囲気よく作られていました。
夜の街が光でキレイになってきました。師走で人の足が早くなってきましたが、一歩足を止めて街のライトアップを見て感じてみてください!

