【＃51】活気
今回は、愛知県長久手市の「リニモテラス公益施設」に訪れました。

三角屋根に横長の建物。見た目からは何の施設か分かりづらいですね。長久手市は愛知万博「愛・地球博」と日本初のリニアモーターカー「リニモ」の開通をきっかけとして、多くの人が訪れるようになったようです。そのような街の変化に対応して生まれたのが「リニモテラス構想」です。

この構想は、リニモ長久手古戦場駅の周辺にバスターミナルを整備し、大型商業施設を誘致、「リニモテラス公益施設」と駅をデッキで結び、そこを新しい街のにぎわいの中心にしようという計画です。現在、この施設の周辺にはイオンモールやイケアといった大型商業施設がオープンし近隣からも多くの人が訪れ、とても活気があります。

建物の中に入ると壁面と天井を覆う三角形の木組みが目に飛び込んできます。高い天井と横長の大空間を支えるために必要な構造体がそのままデザインにもなっています。

この大空間の両側には小さな部屋がくっついています。この部屋は様々な用途に利用するため有料にて貸し出されています。

カフェも併設されており、買い物の合間の休憩場所としても利用できます。この日も勉強や作業、休憩の利用者で活気がありました。

先日、ＪＲ東海よりリニア中央新幹線の２０２７年の開業を断念し、２０３４年以降の開業へ延期となるという残念なニュースがありました。こういった新しい交通、施設によって、もっと日本全体が活気づいて欲しいと思います。