こんにちは!
今月はじめの「ひめごと見聞録」に引き続き、竣工物件のレポートです。
京都府八幡市に完成した「関西陸運 京都物流センター」の竣工祝賀会にご招待いただきました。
実はこの物流センターは計画から竣工まで4年もの年月がかかりました。市街化調整区域という建築物を抑制する地域のため、様々な要件を満たしたうえで許認可を通していかなければなりません。特にハードルの高い地域であったため、京都府や八幡市、運輸局などいくつもの行政機関との協議を重ねる必要がありました。
時には弊社代表が京都府庁で4時間もの熱弁(ほぼ独演会)をしたことも…。前日までに事務所の皆で法律や条例を解読し、突破口を準備して協議に臨みました。協議が終わって帰社した際の弊社代表の自信に満ち溢れた姿は忘れられません。そこに同席した方からは政治家への転身を促されていたほど(笑)
そんな想いもあったため、この竣工祝賀会を迎えられたことはとても感慨深いものがありました。
まず、祝賀会の前に物流センターの内覧会が行われるということで、京都駅にマイクロバスが迎えに来てくれました。
関西陸運様の自社車両です!
現地に着くと建物には紅白幕が張ってありました。
いただいた資料の中に関西陸運様が作成した「物流倉庫のレイアウト図」がありました。
本来であれば「低床倉庫」と「高床倉庫」で床に高低差が付いてしまいます。設計のポイントとして南北のトラックを駐留させる地盤の高さで調整し「倉庫の床をすべてフラット」にしたことです。これによって荷物の物量に左右されず、倉庫全体を広く活用できます。
すでに使用開始していることもあり、ラックにはすでに多くの荷物が格納されていました。
管理棟の入口には特注のカンリクグループマットが!
使い勝手を考慮して変形した框の形状にしましたが、特注サイズで作成していただいています。
竣工後にどのような使われ方をしているのか?私たちにとってはとても興味がありました。ベストを尽くして建築しても私たちの「考える」という作業は竣工後も続きます。
そして祝賀会場へ。リーガロイヤルホテル京都で行われました。
「感謝状贈呈」として弊社と施工会社に感謝状と記念品をいただけました。100人以上の関係者がご出席されている中で特別に表彰していただき、とても嬉しく、誇らしく感じました。
オーナー様とはこの京都物流センターで4件目の設計をご依頼いただきましたが、いつも全幅の信頼していただき、とても気持ちよく業務に取り組ませていただいております。設計事務所、施工会社にも常に気を使ってくださいました。そして何より自分の会社の従業員想いであること。従業員によい環境で仕事をしてもらいたいという想いがいつも感じられました。
表彰を終えて席に戻ってきた弊社代表。とても良い表情です!
またご一緒に良いお仕事ができる日を心待ちにしております!