オリーブ設計 スタッフブログ

2021.05.07

可児

Naoya.H

【#24】可児
ドライブ中に名鉄可児駅のロータリー前にとても気になる外観の建物を見つけました。
何の建物かもわからないまま訪問してみようと近づきます。

割と新しそうな装いと近代的な造形に惹かれます。

ぐるりと回ってみると道路の上空を通路でつないだ先に立体駐車場がありました。

駐車場に車を停めて入口に向かうと建物の看板を見つけました。
mano(マーノ)可児市子育て健康プラザ・・・
今の僕にはまったく縁のない施設だったようです(汗)
場違いは承知で見学させてもらうことにします。

設計は香山壽夫さん。失礼ながら存じ上げなかったので調べてみると、
建築の教科書に必ずと言っていいほど登場するルイス・カーン氏の生徒であり、
日本建築学会賞、日本芸術院賞等の輝かしい受賞歴をお持ちの建築家の方でした。

内部は木をふんだんに使った素敵な空間が!!図書ラウンジ、レストラン、お土産ショップ、児童センター等、多彩な施設が混在しています。

2階には可児市役所のこども課、子育て支援課も入っていて子育てに対するあらゆる要素が整備されています。
そんな施設のフリースペースで学生らしき子供たちが勉学に勤しんでいる姿はまるで図書館にいるような錯覚を覚えます。

先程の道路の上空にあった連絡通路を通って立体駐車場の屋上に行くと屋上広場がありました。
市民の集まりやすい、いい雰囲気を感じます。

この施設は可児市の重点方針である「子育て世代の安心づくり」の実現に向け建てられたとのことで、
「『可』能性あふれる『児(こ)』どもがそだつまち・可児」というキャッチコピーに相応しい素晴らしい施設でした。