晴天の本日、ＤＨ ＪＡＰＡＮ ＳＨＩＫＩＭＩ様の事務所棟が無事にお引き渡し。工場用の大型クレーンのメーカー、ドイツ・デマーグ社の日本代理店です。中央新幹線(リニア)の工事を始め、建築・土木の大型案件にかかせない大型クレーン。ＤＨ ＪＡＰＡＮ ＳＨＩＫＩＭＩ様の母体は昭和３９年創業の老舗のメーカー様で、今でも自社工場で大型クレーンを量産しています。

振り返れば、事務所棟の計画図面の作成は急ピッチでした。早朝にオーナー様とお打ち合わせを行い、その考えを書き込んだ図面の写真を弊社に送り、スタッフがすぐに図面作成。そして午後には変更図を持って改めてお打ち合わせと、私たち得意のスピード感で乗り切りました！

実は、オーナー様とは初めてのご縁でしたが、お打合せを重ねて私たちに全幅の信頼を置いてくださり、それに応えようと必死に設計業務に取り組めました。そして何よりオーナー様の『自伝』をお聞かせ頂くことが楽しくて！　独立したてで銀行から借り入れができない中、その支店長が自腹で工面してくれたこと。大型クレーンをなんと無償で提供し、現場監督が人づてにその性能の優秀さを広めてもらったことなど、図面のお打ち合わせが終わった後の時間が大好きでした！

さて、『事務所棟』の完成を迎えた訳ですが、次に着工する敷地内の『試験棟』そして『工場棟』は確認申請がおりています。しかし！建設業界で大騒ぎの『ボルト不足』問題に直面。完成は年末になりそうです。しかし、オーナー様とお会いできる機会は増えた訳で、私にとっての楽しみがまだまだ続きそうです！