サッカー4年に1度のワールドカップ。深夜のテレビ観戦に寝不足の方も多いことでしょう。我が社のスタッフもサッカー好きで、寝不足のはずが…それを感じさせない働きぶり。さてさて、昨晩の予選リーグのポーランド戦の終盤のパス回し。日本が負けている試合での時間稼ぎに賛否両論がありますね。
私はふと、26年前の夏の高校野球で起こった、松井秀喜選手への5打席敬遠を思い出しました。相手チームが星稜高校の松井選手を5打席連続して敬遠する作戦を敢行し、試合で松井選手が一度もバットを振らないまま星稜高校が敗退した出来事です。確かにそれもルールを違反していなかった。にもかかわらず、後味の悪いものとして未だに語りつがれます。
運動会などの選手宣誓の慣用句は『我々選手一同は、スポーツマンシップにのっとり、正々堂々戦うことを誓います!』です。それは興行的なワールドカップには通用しないのでしょうか。サッカーの大会の世界最高峰と位置付けられ、世界中の子供たちも見ている前で…
日本は、ワールドカップの規則には勝ったけれど、スポーツの精神には負けたのだ。
しかし、最も尊重しないといけないのは西野監督の決断。トップに立つ者でしか分らない重圧があるはず。その中で決断したことを応援しないといけないと私は考えます。批判はたやすいけれど、決断って勇気が要りますから。これがこのたびの賛否両論にたいする私の持論。
ガンバレ、日本!