オリーブ設計 スタッフブログ

2015.12.01

物流センター竣工

Naruki.M

弊社が手がけさせていただいた、荷物運送の中継拠点・物流センターが、めでたく完成の運びとなりました。その品目には、家具、事務機器など慎重さを求めるれる荷物が目立ちます。

~第1章~
設計事務所のプレッシャー

振り返れば初夏・・・

建設地が市街化『調整』区域のため制約が大きく、すでにオーナー様がその許認可を進めていたものの、はかどらず時間が過ぎるばかり。「年末の営業開始をしたい!」タイムリミットがさしせまる状況下、オーナー様から弊社への相談です。

許認可は縦割りの各諸官庁が関係し、複数の申請がからみあいます。ひとつがブレーキになるとすべてがストップ!そんな状況です。そこでオーナー様になりかわり、ことの重要性を各諸官庁の担当者や上司の方にも(しつように?笑)訴え、審査でかかる通常日数を大きく早めて決済をしていただきました!許認可と並行して設計、確認申請も迅速に進め、ドミノ式にすべてクリア!

スピーディな仕事は弊社が得意とするところ(笑)。そして7月30日、無事に地鎮祭が執り行われました。


真夏の炎天下、神事会場はサウナ状態!横断幕をアンダーカットして風通しよく~


~第2章~
施工会社のプレッシャー

振り返れば真夏・・・

12月の『中旬』の完成をめざして急ピッチで着工した矢先のことです。「12月1日に竣工式をしたい!」またまたオーナー様からのご相談です。

建設業は工種の異なる業者が関係し、複数の工事がからみあいます。ひとつがブレーキになるとすべてがストップ!そんな状況です。もともとチームワークのよい施工会社さんです。当初の工期をそのチームワークで短縮し、11月30日には検査済証がおりました!

スピーディな仕事は施工会社さんの得意とするところ(笑)。そして本日、12月1日、無事に竣工式が執り行われました。


センター内の式典会場には多くのご来賓。お取引先が多いことに圧倒されます!


感謝状と品々を頂戴し、恐縮する弊社代表。


鏡開きで景気よく祝宴開始です!

オーナー様からの無理難題。そこにはユーモアとスマイルがあって、いつも私たちをその気にさせてくれました。
感謝状とともにいただいた記念の品は…


それは…『靴べら』です! 台座には記念の刻印入り。野球バットの製造過程で不適合となった材料を活かして作り上げた手造りの一品。靴べらから手に伝わるその触感は、オーナー様のぬくもりそのものでした。

≪追伸≫
完成間際、オーナー様の事務所まわりで使用する家具や事務備品の搬入において、建築検査の迷惑にならないよう倉庫に一旦集めておくというオーナー様に対し、「
度重なる運搬で家具や建物を傷つけてはいけませんから所定の部屋へどうぞ」 と私。それを断るオーナー様、『傷つけない運搬は私たちの本業です(笑)』運搬のプロに誠に失礼しました!(汗)