オリーブ設計 スタッフブログ

2014.06.26

弱きものが強きものを

Naruki.M

サッカーのワールドカップ・ブラジル大会、日本は残念ながら予選で敗退してしまいました。私は熱狂的なサッカーファンではありませんが、客観的に世界レベルで見た場合、勝敗以上に実力や采配以外でもっと大きな壁も感じました。

ワールドカップは開催して80年を越える歴史がありますが、日本が出場できてまだ16年。サッカーの盛んなヨーロッパのように、強豪チームがひしめく環境の国々とは大きな実力差があります。

さらに、貧しくて子供が裸足でボールを蹴っている国々と豊かな日本を比べても、培ったハングリー精神において大きな差があると感じてしまいます。この差は今後さらに広がるのかもしれません。

そして、オリンピックや世界の『国別対抗の団体競技』に限りいつも思うのは、各国の人口は大きく異なり、それに比例して選手層の厚さも異なることです。つまり、フェアではないスポーツもあるのです!プロ野球でも長いペナントレースは、金銭をかけ補強したチームの優勝の『確率』は間違いなく高い。

しかし、その条件の大きく異なる国やチームでも、共通のルールで競技として戦うことができます。そして、ハンディのある国やチームが勝つことも!それもスポーツの魅力であるのだと思います。

「優勝する!」ワールカップにおいて宣言していた本田選手への世論の風当たりが強いことがとても残念です。日本チームの予選敗退も事実ではありますが、本田選手がその言葉によって、人々に夢と希望を与えてくれたことも事実ではないでしょうか。

そのことに「騙された」とか「ビッグマウス」など揶揄する人たちは、優勝を口にしたからこそ本人が背負う重圧、その大きさは誰にも判らないでしょう。それでも言葉を発した本田選手に拍手を送りたい!

本田選手には、これからも夢を語ることは決してやめないでほしいし、彼が小学校の文集に書いた「イタリアの強豪チームの背番号10を着る」という夢を叶えたことは、今の子供たちに大きな夢を与えてくれていると思います。自分の夢を現実のものとし、それが後に続く人への希望や勇気、夢を与えたことは事実です。

世界という大舞台と、私たちの仕事のフィールドは、スケールの違いはありますが、事務所のスタッフとは仕事での夢を共有できるような設計集団でありたい。

よし、まずは私が夢を語ろう!