先日23日に全線開通した名古屋高速。その開通をもって計画していた区間はすべて完成。これで市内から工事中の区間は一切なくなります。利用にはちょっと高額ですが時間を買うためには、私たちの移動手段に欠かせない交通道路網です。社会人になってからは多いときは毎日利用しますし、仕事で1週間利用しないことはまずありません。路線もずいぶん増えてどんどん便利になりました。
さかのぼると最初の開通区間は、高辻~大高。当時10歳だった私は、道路の更に上を走る道路に興味津々、純粋に憧れさえ覚えました。その夢にまで見た道路に、父の運転する車で初めて走ったときは感激しました!まるで展望道路のようです!今では当たり前の景色も当時はとても斬新でした。
その感激の記念品として、通行したときの『あるもの』を今でも大切にもっています(笑)
感熱紙のレシートでもなく、ましてやETCは存在しない。名古屋の街並みをイラストで描いた領収券なのです。昭和55年当時は通行料金が¥400だったのですね。同じ区間を通行しても今では2倍近い金額がかかります。
その後も区間が延長されるたび、新鮮な景色に出会い、初めて通行するワクワク感は今でもかわりません。普段、見慣れた景色を高い所から眺めるのは楽しい!本日はその最後の開通区間、東海線を初めて走りました。
この六番北から先が開通区間です。その先に映る景色は、今回も期待を裏切らない新鮮なアングルばかりでした。しかし開通するたび味わってきた感激もこれが最後です。都市高速の計画~工事~開通はかなり時間がかかります。地元での次の開通は、自分でハンドルを握っているのか、それとも杖を握っているかもしれない(笑)
さて、日本三大都市の高速道路。どこも中心部はぐるりと回る環状線になっていますね。その『路線を表す記号』があることをご存知でしょうか?
東京の首都高速は・・・C
Circul(サークル=円)の頭文字です。
大阪の阪神高速は・・・L
Loop(ループ=輪)の頭文字です。
そして、我らの名古屋高速は・・・R
Ring(リング=輪)の頭文字。
大阪も名古屋も『輪』が由来ですが、名古屋のRingの場合は『指輪』とも訳せます。そんな粋な命名には、高速道路が発展することにより、名古屋が光り輝く都市になってほしい!という解釈があっても素敵かもしれませんね。
【追伸】
2018年5月14日より高速道路にナンバリング標識の運用を開始。それに合わせてR→Cに変更になってしまった。ロマンよどこへ(笑)
(名古屋高速ホームページより)