先週、ある女優さんの舞台を観に行きました。当ブログでもたびたび登場した女優さんです。その舞台が行われるホールの最前列を入手!すべての1541席のうち、座席の配置上で最前列である1列めは13席しかないのです。
その女優さん、綺麗でした!テレビやDVDで観るよりも、顔が小さく、首や手足も長~い。我々と同じモノを食べているとはとても思えない。コメディタッチのその舞台、他の出演者が創り出す『笑い』についていけないことが多々あって。お目当ての女優ばかり目で追ってしまうと、最前列すぎて他の出演者が視界の中に入らない!ドッと沸く会場の笑いに一人置いてけぼり。
その舞台の愛知公演は2日間。実は両日とも最前列で鑑賞することができました。その興奮が冷めやらぬ私は日曜日、妻と娘が外出したため、前述の女優さん主演の映画を観に行こうかと。よりによって恋愛映画、この歳で男ひとりで観るにはそれなりの勇気が要ります。それもまっ昼間から…
チケット売場で窓口の女性に、恥ずかしながら映画のタイトル 『 清…く 柔…く 』 と小声で伝え、渡されたチケットで行き着いた映画は、なんと監督・三谷幸喜の 『 清 洲 会 議 』!
足早にチケット売場に戻って、今度はハッキリと映画のタイトルを伝えると、その女性は申し訳なさそうにポッと顔を赤らめていました(こっちが恥ずかしいよ)。上映ギリギリに入ると…さすがは恋愛映画、女性の視線が突き刺さる(各スクリーンは前から入るのよね~)。帽子を更に深くかぶる私。
やっと上映が始まった。気になりだしたのは斜め前方、ひとりポツンといる80歳位のお爺さん。ドリンクホルダーにはお爺さんのマイボトル、持参した水筒が用意してありました。私と同じ女優さんのファンなのか?そのお爺さん、女優のキスシーンになると、水筒を口に運ぶ回数が、格段に増えるのです!そのゴクンという音、音、音!そっちが気になって、映画に集中できない(泣)
あぁ、数々の苦難を乗越えやっと鑑賞できたのにっ!先々発売されるこの映画のDVDを観るときは、このお爺さんのことをきっと思い出すことでしょう。よりによって…そのシーンで。