オリーブ設計 スタッフブログ

2012.06.08

ご親切 と お節介

Naruki.M

ある朝、地下鉄を利用したときのこと。この駅は乗降客も多く、朝夕は特に混雑する。

「整列乗車にご協力ください」「階段付近は混雑…分かれて乗車してください」ホームに立っていると、矢継ぎ早に懇切丁寧すぎるアナウンスが続く、それが何度も。

「次の列車は○○行きです、お間違えないよう…」このホームの列車の行き先はすべて同じだろ?反対方向の乗車ホームと間違えた人たちへの配慮か?

「列車がまいります、一歩下がって…」これはよくあるアナウンス。「扉が開きましたら降りる方を優先させて…」これにはマナーまで教えられているようだ。この国はそんなにモラルがないのか?

乗車したのもつかの間、相変わらずホームのスピーカーから割れんばかりの駅員の声が。「乗車しましたら一歩づつ中へ!」「割り込み乗車をしないでください!!」

扉が閉まり、マイクの喧騒からやっと開放…いえいえ、まだホームから大声が聞こえてきます。「扉が閉まりましたら次の列車にお乗りください!」さすがにこれには失笑した。おいおい、そんなことあたりまえでしょ?なにか自分たちが子供扱いされている気分だ。

車での移動よりも、たまには公共交通機関も…と思ったのだが、この懇切丁寧すぎるアナウンスで必要以上に疲れてしまった。もっと癒される環境にし、利用者のストレス軽減に陰ながら貢献するべきだと思う。それもサービス。

「ご親切」と「お節介」は紙一重なのだ。