弊社設計のパチンコ店がグランドオープンしました。その名も…カウンターのバックサインに注目!
『ひゃくまんどる ぶい』とお読みします。近くに姉妹店があってその名は『百万$3』。3の次がV?その意味は?オーナー様にお聞きしそびれた(笑)
オーナー様と知り合ったのが5年前。それからひとつ、ひとつと信用を築き、そして昨年の夏。このたびの店舗の相談を頂きました。既存店舗が存在したため『増築案』でのご依頼です。計画の途中で事業を進めるべきかどうか、オーナー様から設計者としての意見を求められました。
『増築案』の短所として
①建物の増築で駐車場が減ってしまう
②遊技台を増やせば既存の柱が邪魔になる
末永い繁盛を考えた時に、それらがオーナー様にとっても、何よりも来店されるお客様のストレスなってはいけない!私は『計画を見送るべき』の回答をさせていただいたのです。その時、オーナー様がこう言ってくださいました。
「うちの会社を思っての判断をありがとう!」
そのお言葉は本当に嬉しかったです。オーナー様は私の気持ちを理解してくださっていたのです。内心は仕事がしたくて、したくてたまらなかった。しかし、依頼してくださる企業の繁栄なくして弊社の繁栄もない!それが設計業務とういうものです。
そして年が明けて、つまり今年の5月。連休中にオーナー様から一本の電話が入ったのです。
「建て直してもいい、計画を再度考えてくれ!」
それからというもの、オープンを年末に間に合わせようと『2度目の夏』をむかえ、打合せも熱気を帯びてきました。最終的に工事費は増えるものの『建て直し案』にまとまりました。
『建て直し案』の長所として
①店舗の屋上を駐車場で利用し駐車台数を確保
②柱位置が自由なので遊技台の邪魔にならない
今回はオーナー様も私もGOサインのみ!設計者の意見を求めてくださる柔軟性、機が熟すまで待つ忍耐力、そして方針を大胆に切り替える決断力、そのオーナー様の3つのバランスが既存店、姉妹店の繁栄につながったのだと思います。
またひとつ、オーナー様企業の繁栄のお手伝いができた…私にとって弊社にとって、よい1年のエンドロールでした!