先週に引き続き、検査工程をご紹介します。今週は鉄骨の製品検査です。弊社の他に構造事務所の担当者が2名、鉄骨工場にて立会い検査をしました。鉄骨造ですので鉄骨の材質やサイズなど、設計図面や仕様書と照らし合わせます。
構造事務所の厳しいチェックが入ります。前回ブログでの配筋検査のスタッフの姿勢も同じでしたが、真剣そのものの眼差しはいつも頼もしい存在です。
この鉄骨に関わる検査の中で、あえて何が一番重要かと申せば『溶接』の検査かと思います。鉄骨そのものは強固な材質ですので信頼が置けますが、それぞれをつなぎ合わせる『溶接』が不十分であると、鉄はただの塊(かたまり)にすぎません。
『溶接』の状況については外部は目視によりますが、見えない内部においては「超音波」によって調べます。ちょうど身体の検査でお腹にエコーをあてる感じです。私がぜい肉たっぷりの時代、エコーをあてたものの反応が鈍く、お医者さんが困っていたっけ(笑)
以上の検査をパスした鉄骨が現場に搬入されます。この鉄骨たちよ、丈夫な屋台骨になって末永く店舗を支えてくれよ、頼んだぞ!