最近ずっと目がかゆい…花粉症でしょうか?ホテルABCさんが竣工し、ひと息つきましたので、10連休の前に眼科に行っておくことにしました。行きは妻に病院まで送ってもらいましたが、帰りは会社まで歩いてみることに。病院も会社も同じ丸の内三丁目ですが、面白い建物もあるんですよ!
中北薬品さんの事務所ビル。ずっと前からとても気に入っていましたが、あらためて観察してみました。調べてみると、築年数は80年を超えているようです!
しかし、このデザインのカッコよさ!
当時の建築士さんのセンスをひしひしと感じます。竣工したばかりのホテルABCさんも、年数を重ねた時にはどんな評価を得ているのでしょうか…。
そして…大津通に達すると、レトロな建物が2棟。
左:伊勢久さん本社ビル 右:愛知県庁大津橋分室
伊勢久さんの本社ビルもお気に入りですので、あらためて観察してまいりましょう!
伊勢久さん本社ビルは、重厚なタイル貼り建築ですが、明るめの色彩により重々しすぎません。窓周りの装飾が、大正~昭和初期のテイストを感じます。こちらも調べてみると、築年数は80年を超えているようです! これは、タイル建築によるところも大きいかと思います。ホテルABCさんもオーナー様のコダワリによりタイル建築としました。費用をかけた対価としてきっと長持ちしてくれることでしょう!
となりの建物、愛知県庁大津橋分室も、築年数は80年を超えているようです。観察したどの建物も、焼け野原になった戦争をくぐり抜け、よくぞここまで持ちこたえていると思います。そして何よりもデザイン性に優れている! これも当時のクライアント、設計者、施工会社が大きな思想をもち、取り組んだ成果だと思います。
さて、ちょうど会社に近づいたころ妻から「むかえにいったるよ~」のラインが。実は、歩いてみたのは訳があったからなんです。仕事が多忙で読めなかった新聞を、診察を待つ間に読んだところ…
いやぁ、感化されやすい私です(笑) 病院に行ったことも、歩いたことも、不便を楽しむ。それともうひとつ、あいにくの雨天でしたが、陽が射さないため影ができにくく、建物の表情が伝わりやすい写真が撮影できました。これも不便が生んだ楽しさですね!