オリーブ設計 スタッフブログ

2013.10.21

アンパンマンの心意気

Naruki.M

早いもので前回のブログ更新からもう1ヶ月!またもや、ずいぶんご無沙汰してしまいました。秋になりましたが弊社は、まだまだ残暑厳しく熱き心で業務に励んでおります!建築中の現場、数々の計画案件、設計業務、検査の建築物、見積りが始まった数々の案件など。(先月と同じようなコメントだなぁ)

ところで、建築という行為はアナログです。図面や完成パースはパソコンを利用できますが、工事は相変わらず人の手に頼るしかないのです。その人の手というのは建設会社の手であり、弊社とは『設計監理者』と『請負者』の関係です。その人の手による工事が間違った場合どうするか?

やり直しに時間がかかる、建設会社の工事費がかさむ、その間違いが大きければなおさら深刻な問題です。そのままにしてほしいと建設会社から懇願されることも…私たちのその判断基準は、オーナー様にとって最良の判断は何なのかということ。

私たち『設計監理者』はオーナー様の『代理者』

下した判断が建設会社を困らせる場合も多く、やり直しを気持ちよく指示をしたことは一度もありません。オーナー様のために心を奮い立たせいるものの、相手は人ですので私たちの気持ちもブルーになります。先日、お亡くなりになったアンパンマンの作者、やなせたかしさんはコメントでこう残してくれました。

『自分はまったく傷つかないままで「正義」を行うことは非常に難しい。正しいことをする場合、必ず報いられるかというと、そんなことはなくて、逆に傷ついてしまうこともあるんです。』

だから、アンパンマンは自分の顔(あんパン)をちぎって分け与え、身を犠牲にして人を救うのですね。私は身を削る思いをしたところでこの体重は減りません(笑)もっともっと多くのオーナー様に貢献できそうです!