オリーブ設計 スタッフブログ

2013.02.07

災い転じて

Naruki.M

設計業務というもは納期に余裕があったとしても、反対に余裕がなかったとしても、その完了間際は、結構ハードなスケジューリングになるのが常です。それは私たちの業務が『正解のない仕事』だからだと思うのです。図面が出来上がったと思っても、もっとよりよい間取り、仕様、納まりだったり…結局は時間めいっぱい使っての仕上げになります。

いつも主力となるスタッフには頭が下がります。完了間際でも、例えば彼らの終電間際であっても『やり直しましょう!』と声がかかる。「現場で調整しましょう」なんて誰も言わない。その時、その時で常にベストをつくさなければ、間違いのない、言い換えると正解に近づかない。そんなハートをもった仲間と仕事できることにリーダーとして、とても幸せを感じています。

先日も設計の納期がせまってきて、スタッフが週末もフルに仕事しそうなので警告しておいた。「土、日曜日のどちらかは休養しなさい」と。ところが、スタッフどうしの図面チェックの場に間に合わそうとした彼は事務所に宿泊し、翌朝、風呂代わりにシャワー付きのマンガ喫茶へ。その快適な環境のなか…ついつい寝てしまった。

図面チェックに時間がない…いや、財布がない!彼は寝ている間に盗難にあってしまったのです。現金、クレジットカード、免許証、健康保険証、ここには書けないあらゆるモノまで収納された折り財布は、いつも‘パンパン’にふくれあがり、とても彼自慢の GUCCI には見えなかった(笑)

警察立会いのもと状況説明から手続き、再度の現場確認、半日がフイになってしまい結局…自宅に帰って寝たとしても同じ時間を費やした。だから言ったでしょ、休養しなさいって(笑)

最近のネットの記事にあった「折り財布」よりも『長財布』のほうが金運がある…その話題を聞きつけた彼は早くも実行に移す模様。間違わないでね、長財布であるということよりも財布を綺麗に使うこと。不要なモノは入れない!それが大事みたい。もう座布団財布はダメよ(笑)

さぁて、災い転じて福となるか。