オリーブ設計 スタッフブログ

2011.11.08

大打者と名監督

Naruki.M

中日ドラゴンズがペナントレース、クライマックスシリーズと勝ち進み、いよいよ日本シリーズへの挑戦権を獲得しましたね。優秀な成績を残したにもかかわらず退任する落合監督の指導者、そして人間像としての議論が新聞等を賑わせています。そこで、ある哲学者さんが評論した一節に目が留まりました。

『異端、反骨は孤独に耐えることでもある。孤独になるのは怖い。普通は群れて、なぐさめられるのを求めるもんです。だが、なぐさめられることで、逆に弱い人間になる。落合は1人で耐える強さを持っている。』

社会に出て競争にさらされ、気がつけば人の上に立ち、そしてプロフェッショナルとして仕事を極める。孤独に打ち勝つことがいかに大切か、経験上でも痛感します。

その落合監督、現役当時のバッティングフォームは美しかった。私が知る範囲では最も美しい打者でした。25年前、中日ドラゴンズに就任したばかりの星野監督が、その大打者を地元球団に連れてきてくれた感激。それがプロ野球を好きになった原点です。

当時の落合選手、マスコミには「練習嫌い」で通っていましたが、それには見事にだまされました!今の自軍の選手に「猛練習」を課すのを見るにつれ、それは当時の自分の経験に裏付けされたものであると。落合選手は「猛練習」を見せないことがカッコよかったのですね。イチロー選手もそうですが、一流は苦労や弱みを見せない。私たちもプロフェッショナルとしてそうありたいものです。

さて、私の理想の監督像ですが中学3年間の水泳部顧問、栗山先生。またいつかご紹介したいと思います。