手掛けさせて頂いた店舗のお引き渡しがありました。計画から抱いたコンセプト、店舗を大きく魅せたデザインやメンテナンスも考慮したデザインなど、初期の目標は達成できたかと思います。

現場監理は設計と異なって、建設会社＝社外の人に造ってもらわなければなりません。その伝達手段に図面があり、仕上品番の指示書があり、口頭での注意があり…でも、本当に難しいのは、人を動かすことなんですね。

それが達成できてこそ絵に描いた餅、いや、図面に書いた建築物が出来上がるのです。現場監理とは、いかに人を動かしてオーナー様に満足していただける建築物が出来るか？そこが最も難しく出来栄えの分かれ目なのです。

さて、お引き渡しが無事に完了すれば、あとはオーナー様がこの店舗で繁盛してくださることを祈るばかりです。その繁盛こそが『設計をする』という本当の目的なのです！